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■機動戦士ガンダムSEED感想■

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■総括■

一年間もまじめに週一でアニメを見たのはガキの時分以来でした。

アニメというものは受信の容易なジャンルで、要するに自力でビジュアルや音声をイメージ/補完できない一種の片輪にも楽しめるジャンルだと思います。最大公約数的に、というよりも集合中の最低ラインに合わせられたものと思っています。なので、アニメというものにはまったく期待していませんでした。

作品を楽しめたのは、アニメへの期待値ゼロ(期待値が低いというのではなく、ゼロ)というスタンスゆえでしょう。

世の中の流れに従い多数と迎合してシードを叩いた方が多くの共感を呼びアクセスアップにも繋がったのかも知れません。などと書くとファースト信者へ喧嘩を売ってるかのように捉えられそうですが、むしろ僕のスタンスはアニメにしがみついてる層全体へ喧嘩を売ってる感じです。ファーストもシードも、僕の振り分けではアニメという程度の低いジャンルとして一括りです。僕のテキストは別にシード擁護じゃありません。

SEED感想に絡めて言えば、「ナチュラルもコーディネーターも人です」という感じで、「ファーストもシードもアニメです」。僕はアニメを総じて見下してる立ち位置なので、ラクスよりも仮面発言に近いニュアンスで言ってますけどね。ってダメじゃん! 一年間何見てきたんだよ!

一年間シードの感想を書き続けた行為は、二次創作のような感じだったかなあ。感想を書くという振る舞いは総じて二次創作なんでしょうが。毎週どうやって料理するかあれこれ考えてたような気がします。何かしらの訓練になったと思ってます。


■最終話:「終わらない明日へ」

『力だけが、僕のすべてじゃない!』(キラ・ヤマト)

フレイの死のシーンはきっと感動すべきトコロなんでしょうが、僕の触感としてはイマイチ。あまりにも唐突な感じです。何だろうか、ファースト信者の軋轢と戦ってきたであろう監督なのに、こうしたファースト的な演出記号をここで入れるのは、うーん、ちょっとという感じ。

最終回である今回はプロヴィデンス対フリーダム、この対決につきます。摂理対自由。この戦闘は純粋に絵的にカッコよかったです。プロヴィデンスのビットがビッシビシ飛び交って網の目のようにレーザーを照射。それを掻い潜るフリーダムもイカしてます。

クルーゼの言葉を打ち負かせた存在はいなかった。これは凄いです。最終話における言葉の活躍って、クルーゼだったのだろうか。言ってるコトはラスボスのお約束発言なんですが。キラは「それでも守りたい世界があるんだ!」と気迫と共に特攻して一種のゴリ押しで勝利。力だけです。ラクスに至っては沈黙を守っていました。

クルーゼの発言に誰も論駁できなかったってのは、35話で一応答えが出たこの作品のテーマに対して、さらにアンチテーゼを見せ付けられた気がします。摂理から自由になるすべは、簡単に答えが出ない問題なのかも知れません。

最後の最後、ラスト2話で、各キャラの着地がほとんど崩壊した印象があります。49話のラクスの台詞引用部分、もう争いがはじまったら止めようがないと言ってるようなものです。これまでのラクスの達観ぶりすら崩壊してると感じます。ここもまた予定されていた収斂を覆すアンチテーゼに思えました。

個々人の死に様を最終回まで観て、最大公約数的に伝わってきたものは、「争いの理不尽さ」でしょうか。観終わって2週間ほど経ちますが、作品に散りばめられていたパーツを咀嚼/消化し切れていません、僕。

■第49話:「終末の光」

『わたくしたち、人は、おそらくは、戦わなくてもよかったはずです。なのに戦ってしまった者たち。何のため? 守るため? 何を? 自らを? 未来を? 誰かを撃たねば守れぬ未来、自分。それは何? 何故? そして、撃たれた者にはない未来。では、撃った者たちは? その手につかむこの果ての未来は、幸福? 本当に?』(ラクス・クライン)

月基地へのジェネシス照射シーンは例によってやり過ぎです。サイクロプス以来のヤバ過ぎシーンがでました。が、そんなコトよりも今回49話は初期より登場していたメインキャラ2名の死につきる。他にも色々死んでますが、その辺はどうでもいいです。

お姉さまが遂に死亡。アズラエルの暴走の犠牲になりました。アズラエルの独白中、フレイとお姉さまがそれぞれ自分の過去を鑑みています。双方とも反省してる感じ。アズラエルは最後の最後まで「コーディネーター=脅威/敵」との考えに拘泥したまま死亡。ダメな奴はダメなまま終了。その巻き添えになったお姉さま。このお姉さま虐待シーンは執拗なほどでした。ラスト2話と余裕のない中であり得ないほど執拗でした合掌。

もう一人メインキャラからムウが死亡。仮面にボロボロにされたトコロでこちらもまた暴走アズラエルの犠牲に。マリューがドミニオンへ攻撃を照射するシーンは切ない。お姉さまがムウを殺したと思われたまま、なシチュエーションでした。

■第48話:「怒りの日」

『ラウ・ル・クルーゼだ! プロヴィデンス、出るぞ!』(ラウ・ル・クルーゼ)

いよいよラスボス機が登場です。あの男に使いこなせて自分にできないワケはないと前置きしてのこの出撃コール。この場面でムウの活躍シーンが被さりますが、あの男ってムウなのか? それともキラか? フリーダムに近い機体っぽいし。

今回48話ではまずはジェネシス発動。核への対抗としてとんでもないものが発射されました。核がプラントに落ちての残酷な描写はなかったものの、それに匹敵する虐殺が描かれました。アズラエルの動揺ぶりが凄まじいです。一気に余裕を失ってます。声優も大変です。声優の大変な番組です。

最後の戦闘となるであろうその出撃前に、キラとラクス、ディアッカとミリアリア、アスランとカガリ、ムウとマリューがいちゃいちゃしています。後半2組はキスシーンあり。そんな中、イザークは母親からキスを受けました。切ない。

アスランを殺すコトになるかもと語る仮面に、構わんと言い放つザラパパ。拳が痙攣しているのが切ないです。仮面のシナリオでは最終的に仮面の役割はどうなっているのでしょうか。自分も出撃していました。

■第47話:「悪夢は再び」

『母上...』(イザーク)

あの人が母でしたか。序盤からザフトの会談に出てた女性でしたね。若いので姉にして欲しかった。「姉上」。いやイザークに姉上なんて台詞は似合わないです。むしろ「姉者!」。

今回は母上の台詞が沢山です。そして後半では核を確認して焦るイザーク。母上の台詞の多さといい、焦るイザークといい、今回は本気でイザーク死ぬかと思いました。30分観終わった感想としては、何で生きてるの?

戦争を終わらせる鍵とは「核」でした。核というものが相当のものになっています。リアル世界との直接的な繋がりでその悲惨度を理解しやすいと思いますが、核の非道さを描くには世界観が違い過ぎる気もします。放映してる時間帯/視聴者層を考えれば快挙なのかも知れませんが。

ラクスが例によって神がかった発言しています。言い回しがいちいち詩的です。ある意味宗教と紙一重で、ラクスファンながらたまにちょっと心が揺れます。

最後は謎の兵器ジェネシス発動で終了。仮面がニヤリとしました。目下仮面のシナリオ通りにコトが運んでいるようです。マズいです。ていうか仮面の声がフレイパパの声という謎はホント回収されるのでしょうか。あと3回で終わりなんですよね? 最後の謎、になるのか、放置なのか。

そう言えば、ボーカルコレクション的なCDが出るそうですが、かなり欲しいなあ。

■第46話:「たましいの場所」

『やったあああーー!!』(アズラエル)

子供じゃん。子供の喜び方じゃん。邪悪な表情、溜めの漏れ笑いから、いきなり「やったー」て。何をそこまで喜んでいるのか。Nジャマー部分で反応してたのですが、それは知っていたのではなかったのか。確信がなかったのか? それとも以前のはハッタリ?

今回はものすごくさり気なくフリーダムの頭が吹き飛んでいました。頭が吹き飛んでこそのガンダムですが、最終回を待たずしてしかもあんなザコにそこまでダメージを喰らうとは想像していませんでした。

ていうかラスト4話ですが、割とまったりしていた46話ですね。「FIND THE WAY」フルコーラスで各々の傷心シーンを見せています。ここ数回は太ももサービス要員に留まっていたラクスが「今ここにいるあなたが、全てです」などのラクス節を久々に披露。ラクスに泣いていいと言われてキラ、とてもいやな声で泣き出しました。泣かないで欲しかった。

フレイがかなり可哀想な感じになっていますが、僕なら許さん。過去この女がどれだけのコトをしてきたか。僕なら許しませんが、「今ここにいるあなたが、全てです」で作品としては許される方向になるのでしょうか。許されるも何もフレイは死ぬんですけどね。

■第45話:「開く扉」

『私にはあるのだよ! この宇宙でただ一人! 全ての人類を裁く権利がな!!』(ラウ・ル・クルーゼ)

何気に汗かいてます仮面。コミック的には動揺もしくはダメージ(精神的含む)の記号である汗です。流れとしてはそんなにテンパってるトコロじゃないのにお前は何をそんなに汗かいてるのか。大演説に疲れてたのでしょうか。今回前半はほとんど仮面の語りでしたから。

仮面がムウの父のクローンであるコトが判明。更には遂にマスクが吹き飛びましたが、素顔が見えない。ムウやキラの動揺ぶりから察するに、仮面の下にはそれなりに仮面で隠す理由があるみたいです。クローンの弊害で、メッチャ老けてたりするのかも。

フレイの父親と仮面の声が同じという謎が回収されていないのですが、この辺はどうなるんでしょうか。フレイの気の迷いでしたとかにならなければいいんですが。

上に引用した台詞より、仮面はこの作品のテーマに沿ったベストの悪役に収まりそうです。今まで、「ナチュラルだから/コーディネーターだから」等の「○○だから」という括り/差別の解放そしてそれを土台とした上での個の尊重が描かれてきました。仮面は「ナチュラルだから/コーディネーターだから」という括りを意識していないという面ではラクスと並びますが、「人類だから」と結局括ってるのが作中において最終的な敵にふさわしく感じます。

仮面の目的は、ナチュラルVSコーディネーターという人類の間での争いがみみっちい小競り合いに思えるほどです。そうした2グループも括って、人類そのものへ憎悪を向けてます。仮面VS人類です。とは言っても、人類内(ミクロ)と対全人類(マクロ)とスケールの違いはあれど、憎悪の作られるメカニズムは同じです。何かされました。復讐します。この憎悪は人類が滅んで終了するものです。えらいスケールのデカい復讐なんですが、発端はクローン故に味わえなかった母の温もりとかそんなミクロなものなんでしょうか。切ないな。

そんなワケで説得役は、母性の象徴をも感じさせるラクス、になるのか? またもや。ラクスの考えが浸透してる意味合いも込めて、キラとアスランにその役はお願いしたい。

■第44話:「螺旋の邂逅」

『君も知りたいだろう? 人の飽くなき欲望の果て、進歩の名の元に狂気の夢を追った、愚か者達の話を。君も又、その息子なのだからな』(ラウ・ル・クルーゼ)

14話にて語られたコーディネーターのルーツの男はラストどうなったっけ? 死んだりしてたっけ? クルーゼがその男に思えてきました。血の近い存在(ルーツの息子とか)ってのもいいんですが、もういっそ同一人物って方向で。

今回44話は相当戦闘シーン多めで熱かったです。フリーダム&ジャスティスVS敵ガンダム3機は相変わらず緑のヤツが面白い。「お前、お前、お前〜!」に対する「何やってんだ、ヴァ〜カ!」という罵倒は、棒読みしてる声優に言ってるようにすら聞こえます。

イザークとディアッカも熱い。イザークが久々に活躍してる感じですが、僕の中でちょっとあの裏声ブームが去っていました。緑の人に負けないよう、もっと絶叫を希望します。イザークは色々と取り残されてる感じですね。キラが10話ぐらい前で通過した思考に立ち止まってます。もう一度葛藤の過程を見せられるのも面倒なので、ディアッカにあっさり説得されて下さい。

ラストのキラ、ムウ、仮面が立ち会う場面がクライマックス感バリバリ。最後は上に引用した仮面の台詞にてエンディングにフェードイン。これまでとは違う作品に思えるぐらい緊迫感があります。

■第43話:「立ちはだかるもの」

僕の要請を聞くようにって言われたでしょ? そこんとこ、忘れないで欲しいもんですけどね』(アズラエル)

ああ、ムカつく。アズラエルはヤバいほどムカつく口調です。しかも僕のお姉様に向かってこの言いぐさです。このシーン直後のCMの、チョコボールも何だかイラつきましたし。

アークエンジェルVSドミニオン。久々にお姉様が喋りまくりの回でした。ああ、凛々しくて素敵。旧クルーとの戦いに対して多少の葛藤を見せたもののサクッと臨戦体勢に切り替えたのも素敵。仕事の出来るお姉様です。

3人組の緑の人、声優のあまりの棒読み具合に監督が驚いたのか、まるでそれに合わせたかのようにキャラの絵の表情が薄くなりました。昔はもっと絶叫顔してたろ。

お姉様の声をあてるので手一杯だったのか今回あまり喋らなかったフレイ、仮面になついています。敬語です。どんな収拾の付け方をされるのか非常に興味があります。やっぱ単独ラスボスになって欲しいトコロ。最後にそのフレイの精神を救うのは、キラではなくメガネって方向で。メガネもうどうしようもねえし。キラ(コーディネーター)にはできないコトやってくれ。あー、メガネでまたチョコボールのCM思い出した。頭メッチャ降ってるメガネの子供、あれはムカついた。

■第42話:「ラクス出撃」

父が...死にました』(ラクス)

この台詞の直後の様々に切り替わる表情が演出として上手いです。何枚この瞬間のみにセルを割いたのか、えらい力入ってます。先週中盤で父の死を知ってからここまでずっと頑張ってきたのに、キラの前ではディフェンスが下がっちゃうみたいです。途中アスランにも接触してたのに、その時には泣きませんでした。所詮元婚約者です。名実共に、元。

今回はアスランの動きが激しい30分でした。父に会いに、父と決裂、逃走してラクスと合流。こんな過密なスケジュールではさすがのアスランも物思いに耽溺してるヒマがなかった様子。アスラン中心に動向が描かれ、最後はサブタイトル通りラクス&エターナルの出撃で決めてる感じでしょうか。アスランは前座です。そのエターナル出撃もまた、キラ&フリーダムの前座でしたが。

虎が生きていました。どうやって? そしてどうしてラクス側に付いてるのか。砂漠で戦闘していた時点ですでに隠れラクス派だったのでしょうか。そうとでも考えなければ、立ち位置変化の理由が不明/希薄過ぎる。更に裏切ってザラパパにつくんじゃないのかとも思ったのですが、残り話数の関係上そんな悠長なコトも出来そうにないですね。

倒れた写真が立て直してあったのが切ない。アスランパパ切ない。そして今回お姉様が出なかったので、僕は切ない。お姉様、あんなシャワーシーンだけじゃなくもっとしっかりと裸体を見せてください。それを見るまで僕は死ねない。まだ死ねない。

■第41話:「ゆれる世界」

『早く座れよ』(イザーク)

もうこの一言でくっつけまくってるだろ! ほとんどのシード感想でくっつけまくってるだろ! カップリングしか頭にないのかよ! この作品他に見るトコロあるだろ! 乳とか! 胸とか! あと尻とか! エリカシモンズの尻だよ、尻! おばさんだからどうでもイイんだよ!

というワケで、すっかり仮面になついてるフレイ、ザフトの軍服を着ています。似合いません。フレイの桃色がかった肌と濃い緑の軍服はヤバい程ミスマッチです。これは見てるうちに慣れるのかなあ。すぐ脱ぎそうですが。

ラクスの父がまったりと撃ち殺されてました。あまりにもモブシーン的に撃ち殺されていたので、一般人かと思っていました。

本編よりも今回の見どころは新オープニングでした。無重力乳が復活です。結局あれはフレイなんですか? バックの二重螺旋といい、成長してる現段階からコーディネーター化されるのかも。仮面はその失敗作ってコトで。というコトで、フレイは単品ラスボス候補です。中ボスは仮面で。

お姉様が悪役固めてボス的に真ん中に座っています。最悪です。そのカット、アズラエルのポーズとかがいちいちわざとらしくて、何だかコミカルな悪役集団みたいになってるのもお姉様ファンとしては許せないトコロです。許して欲しかったら、脱いでください。いや脱ぐのはアズラエルじゃないですよ。

 


31〜40話

21〜30話

11〜20話

1〜10話




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